地味喪女OLの週末プリマ伝

わたしのユルユルしたバレエ生活の記録

今さらベタなトウシューズのお話~いつから履けるの?どういったもの?

バレエの代名詞となるのがなんといっても「トウシューズ」。

実際、トウシューズに憧れてバレエをやり始める子というのは、すごく多いです。それがいけないということは、もちろんありません。「やりたい!」という初めの動機というのは、何だっていいんです。チュチュが着たい、トウシューズが履きたい、ダイエットがしたい、足の筋肉をつけたい、友達と一緒にやりたい、それこそ何でも。

さてこんな風に、「憧れ」の一つとなるトウシューズですが、これ、やり始めて何年目くらいに履けるようになるかご存知ですか?なんとなーく知っているひともいるかと思うんですけど、トウシューズはいきなり履けるものじゃありません。

ソビエト時代の話とかを思い浮かべると、素質や実力のある子はまだ小さい4~5歳くらいの頃から履いて、少しでも早くトウシューズに慣れさせていたようなイメージがあります。しかしながら2013年現在、世界のバレエ教師というのは、「大体12歳くらいから、かつバレエ歴は4年以上から」と考えています。低年齢の場合でも、10歳からというのが一つの基準となっていますね。

とは言うものの、「いつからトウシューズを履かせるか」というのは、教室によって差があるのも事実です。
「8歳(!)の頃から全員履かせる」
「3年生にあがった時点から」
「10歳からやり始める」
「その子その子の成長、足の形に応じて先生が指示する」
「小学校5年生を基準に、あとはその子の発達具合にあわせて」など、本当に千差万別なんですよね。

トウシューズを履くこと」がバレエをやり始める理由だった、というひとの場合、やっぱり早く履きたい!と思うのは当然のことです。しかし体や足がバレエ向けになっていない場合、トウシューズを履いてしまうと怪我の原因にさえなってしまいます。しかもこの「ゆがみ」というのは、すぐにでるものばかりではなく、後々まで響いてバレエ人生に影響してしまうことも…。

そう考えると、何でも急ぎすぎは厳禁なんですね。あと、お手入れが自分でできるようになるのもそれくらいから、と考えている先生もいるみたいです。