地味喪女OLの週末プリマ伝

わたしのユルユルしたバレエ生活の記録

バレエとフィギュアスケート

突然なんですけども、冬ですねぇ。今日は朝からキンキンに冷えています。

ということで、そんな季節にふさわしい話題を一つ取り上げてみようと思います。

冬といえば、ウィンタースポーツを思い浮かべるひとも多いのではないでしょうか。スキー、スノーボード、それからアイススケート。どれもこれも、冬の代名詞とも言える存在です。

この中で、バレエと関係が深いものといえば、当然アイススケートです。それも、フィギュアスケートアイスダンスとバレエは、非常に深い関係にあります。フィギュアスケートの大会をテレビで見たよ!というひともいるかも知れませんね。

で、なんでフィギュアスケートとバレエが深い関係にあるかというと、その根底に「美しさ」「芸術性」があるからです。フィギュアスケートでは、技術点と構成点、それから減点ディダクションによって評価されます。この「構成点」は、スケート技術や動作から動作へのつなぎ、身のこなし、振り付けやその曲の解釈がどうであったかによって決められます。
また、白鳥の湖ドンキホーテなどは、フィギュアスケートでもバレエでも定番中の定番ですよね。

言うまでもなく、このときの「身のこなし」「動作へのつなぎ」「曲の解釈」などは、バレエにもつながることです。
このため、フィギュアスケートのトップレベルの選手というのは、かなりの割合でバレエも並行して習うことになります。しかしながらこの場合、フィギュアスケートとバレエを同じ段階からやり始めることはなく、フィギュアスケートをある程度学んだあとにバレエに取り組むというのが一般的な形であるようです。

このように多くの点で共通しているバレエとフィギュアスケートではありますが、ひざの曲げ方や手の使い方などでもちろん差が生まれます。そのためフィギュアスケートの選手というのは、バレエを「フィギュアスケートを支える基礎の一部」という認識であることが多く、それを専門にやるわけではありません。

しかしこうやってみていくと、バレエというのは本当にダンスの基本中の基本なんだなぁと思わせられます。バレエの起源は今から700年前のルネッサンス期にまで遡ると言われていますが、その頃から本当に愛されていたんだなぁと、ちょっと嬉しくなるエピソードですよね。